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I want you to feel the magic of the season.季節の魔法を感じてほしい。

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アトリエの小さな庭より
早春、黄色い花のアカシア(ミモザ)が咲き出します。そしてピンク色のアーモンドの花が咲き、実が膨らんできます。初夏になるとオリーブや、ゲッケイジュの樹も小さな蕾をつけてきます。リンゴや桑の樹は新芽が出てブドウの樹も枝を広げます。
夏になるとザクロやイチジクの実が熟します。秋はオリーブの実が色づき変化していく様子を楽しみます。冬の寒さの中ではスイセンの優しい香りが漂ってきます。
また小鳥たちや蝶もやってきます。鶯のこどもはさえずりの練習をしているのが可愛く、ヒヨドリも赤い実を遠くから見つけてやって来ます。
小鳥は実をついばむだけでなく害虫となる小さな昆虫や幼虫も捕獲してくれるので薬剤の使用を控えることが出来ます。このように庭では木や草花に種や実がなり、そこに生き物が暮らし自然の生態系のバランスを保っています。小鳥が実を食べた後、糞と一緒に落とされた種から色々な植物が芽を出すこともあります。小鳥たちからの贈り物です。
蝶の好きな柑橘系のユズ、スダチ、レモン、ミカンなどにはアゲハチョウが来て可愛いはらぺこあおむしたちが育っていきます。モンシロチョウはハーブの間を飛び回って蜜を吸っています。
花たより

    スイレン

    スイレン科スイレン属、多年草の水草。花の色は白、黄、赤、紫色などで、美し...

    スイレン科スイレン属、多年草の水草。花の色は白、黄、赤、紫色などで、美しい花を持つため、古代エジプトから装飾に用いられたり、信仰の対象にもなってきました。ナイルの花嫁と呼ばれ、クロード・モネはスイレンの絵を数多く描いたことでも知られています

     

    ハス

    インド原産、ハス科多年生水生植物。池や沼に自生しています。地下茎は、れん...

    インド原産、ハス科多年生水生植物。池や沼に自生しています。地下茎は、れんこんとして野菜名に。多年草で春に地下茎から芽を出して茎をのばし、水面に葉を出しています。葉は、はじめは浮葉で少しずつ茎が伸びて水面より高く出てくる。茎の中は通気のため穴が通っており葉は、40~50センチくらいの円形で撥水性があります。花は、白またはピンク色で早朝に咲き昼には閉じます。ハスの実は緑色のどんぐりに似たもので皮をむくと白い実が出てきて月餅などの菓子に。生薬名は蓮実。炒って食べると鎮静、滋養強壮作用がある。

     

     

    ルピナス

    ルピナス マメ科ルピナス属。ラテン語で、オオカミを意味するようです。原産...

    ルピナス

    マメ科ルピナス属。ラテン語で、オオカミを意味するようです。原産国は北米。牧野富太郎氏もどんな土地でも育つたくましさから連想させると言われています。和名は葉の形状からハウチワマメ(葉団扇豆)。藤に似た花が上向きに咲くことからノボリフジ(昇藤)とも言われている。我が家の庭にもブルーの花が咲き初夏の庭を爽やかに彩っています。

    カーネーション

    カーネーション ナデシコ科ナデシコ属。原産は、地中海沿岸。由来にはシェイ...

    カーネーション

    ナデシコ科ナデシコ属。原産は、地中海沿岸。由来にはシェイクスピアの時代に冠飾り(coronationn flower)に使われていたとも言われています。アラベスクと言う幾何学模様や草花の文様が使用され、バラやチューリプと並んで愛された植物です。またフリルのような花びらがゴージャスな感じと可憐さを合わせ持ち、古くから母の日に贈る花として親しまれています。現代は色のバリエーションも豊かになり毎年、母の日に届く色合いが楽しみです。

     

    ジャスミン

    モクセイ科ソケイ属。古代エジプトではすでに栽培されていたようです。白色、...

    モクセイ科ソケイ属。古代エジプトではすでに栽培されていたようです。白色、黄色の花を咲かせます。我が家は白い花。優しい香りは、香水やジャスミン茶(茉莉花茶)の原料として使用されています。門を入るとジャスミンの香りがするこの時期は、優しい気持ちになります。アトリエでもアロマオイルとしてディフューザーで使っています。ジャスミン茶はさっぱりしているので、緑茶、ウーロン茶と共に、日常的に飲用しています。昔、海外旅行のお土産に息子が勝ってきたハンドクリームがとても良い香りで、幸せな気持ちになったことをふと思い出しました。

     

    ムスカリ

    ムスカリは、ルツボ亜科ムスカリ属。名前の由来はギリシャ語のムスクからとの...

    ムスカリは、ルツボ亜科ムスカリ属。名前の由来はギリシャ語のムスクからとのこと。確かに花の形が似ていますね。また、グレープヒアシンス(ブドウの実のようにみえる)
    瑠璃壺花(濃い紫ががった青色)などの別名があります。アトリエの庭も植えたままで(球根が)毎年春になると出てきます。昨年、植木鉢に植え替えました。小さな花が並んで咲き可愛いく楽しんでいます。