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I want you to feel the magic of the season.季節の魔法を感じてほしい。

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アトリエの小さな庭より
早春、黄色い花のアカシア(ミモザ)が咲き出します。そしてピンク色のアーモンドの花が咲き、実が膨らんできます。初夏になるとオリーブや、ゲッケイジュの樹も小さな蕾をつけてきます。リンゴや桑の樹は新芽が出てブドウの樹も枝を広げます。
夏になるとザクロやイチジクの実が熟します。秋はオリーブの実が色づき変化していく様子を楽しみます。冬の寒さの中ではスイセンの優しい香りが漂ってきます。
また小鳥たちや蝶もやってきます。鶯のこどもはさえずりの練習をしているのが可愛く、ヒヨドリも赤い実を遠くから見つけてやって来ます。
小鳥は実をついばむだけでなく害虫となる小さな昆虫や幼虫も捕獲してくれるので薬剤の使用を控えることが出来ます。このように庭では木や草花に種や実がなり、そこに生き物が暮らし自然の生態系のバランスを保っています。小鳥が実を食べた後、糞と一緒に落とされた種から色々な植物が芽を出すこともあります。小鳥たちからの贈り物です。
蝶の好きな柑橘系のユズ、スダチ、レモン、ミカンなどにはアゲハチョウが来て可愛いはらぺこあおむしたちが育っていきます。モンシロチョウはハーブの間を飛び回って蜜を吸っています。
花たより

    ルピナス

    ルピナス マメ科ルピナス属。ラテン語で、オオカミを意味するようです。原産...

    ルピナス

    マメ科ルピナス属。ラテン語で、オオカミを意味するようです。原産国は北米。牧野富太郎氏もどんな土地でも育つたくましさから連想させると言われています。和名は葉の形状からハウチワマメ(葉団扇豆)。藤に似た花が上向きに咲くことからノボリフジ(昇藤)とも言われている。我が家の庭にもブルーの花が咲き初夏の庭を爽やかに彩っています。

    カーネーション

    カーネーション ナデシコ科ナデシコ属。原産は、地中海沿岸。由来にはシェイ...

    カーネーション

    ナデシコ科ナデシコ属。原産は、地中海沿岸。由来にはシェイクスピアの時代に冠飾り(coronationn flower)に使われていたとも言われています。アラベスクと言う幾何学模様や草花の文様が使用され、バラやチューリプと並んで愛された植物です。またフリルのような花びらがゴージャスな感じと可憐さを合わせ持ち、古くから母の日に贈る花として親しまれています。現代は色のバリエーションも豊かになり毎年、母の日に届く色合いが楽しみです。

     

    ジャスミン

    モクセイ科ソケイ属。古代エジプトではすでに栽培されていたようです。白色、...

    モクセイ科ソケイ属。古代エジプトではすでに栽培されていたようです。白色、黄色の花を咲かせます。我が家は白い花。優しい香りは、香水やジャスミン茶(茉莉花茶)の原料として使用されています。門を入るとジャスミンの香りがするこの時期は、優しい気持ちになります。アトリエでもアロマオイルとしてディフューザーで使っています。ジャスミン茶はさっぱりしているので、緑茶、ウーロン茶と共に、日常的に飲用しています。昔、海外旅行のお土産に息子が勝ってきたハンドクリームがとても良い香りで、幸せな気持ちになったことをふと思い出しました。

     

    ムスカリ

    ムスカリは、ルツボ亜科ムスカリ属。名前の由来はギリシャ語のムスクからとの...

    ムスカリは、ルツボ亜科ムスカリ属。名前の由来はギリシャ語のムスクからとのこと。確かに花の形が似ていますね。また、グレープヒアシンス(ブドウの実のようにみえる)
    瑠璃壺花(濃い紫ががった青色)などの別名があります。アトリエの庭も植えたままで(球根が)毎年春になると出てきます。昨年、植木鉢に植え替えました。小さな花が並んで咲き可愛いく楽しんでいます。

     

    ロウバイ

    ロウバイ科ロウバイ属、落葉低木で原産国は中国。冬の冷たい空気の中、甘い香...

    ロウバイ科ロウバイ属、落葉低木で原産国は中国。冬の冷たい空気の中、甘い香りが漂ってきてふと見るとロウバイの木が。花は、半透明で艶のある蝋細工のような感じに見えます。凛とした黄色い花がこの時期、元気が出てきて嬉しくなります。

    1月7日   福寿草  

    春を告げる花の代表。元旦草ともいわれます。早春に3~4㎝の黄色い花を咲か...

    春を告げる花の代表。元旦草ともいわれます。早春に3~4㎝の黄色い花を咲かせます。キンポウゲ科の多年草で、お正月の寄せ植えにもよく用いられます。苞に包まれた短い茎の上に花が付きます。花は花弁を使って日光を集め、その熱で虫を誘引しているそうです。そのため、日光が当たると開き、日が陰ると閉じます。葉は細かく分かれており根は毒性が強いようです。