花たより

    クリスマスローズ

    冬の花が少ない時期に花を咲かせる常緑の植物です。アネモネ、ラナンキュラス...

    冬の花が少ない時期に花を咲かせる常緑の植物です。アネモネ、ラナンキュラスなどと同じキンポウゲ科、ヘレボルス属。クリスマス頃に開花する「ヘレボルス・ニゲラ」が本来のクリスマスローズです。「クリスマスに咲くバラ」とも呼ばれ古くは薬草として使用されていました。咲き方や色が豊富なもの、花の形状が面白いものがあり、気品のある美しいフォルムと色が人気です。茎が立ち上がってその頂部に花を咲かせる有茎種と、葉と花が別々に出ている無茎種があります。

    ツワブキ

    キク科ツワブキ属。常緑の多年草。初冬に黄色い花を咲かせ、丈は40cmくら...

    キク科ツワブキ属。常緑の多年草。初冬に黄色い花を咲かせ、丈は40cmくらいになる。由来は、艶葉蕗(つやはぶき)。葉はつやのある円形の厚手で、晩秋から初冬に開花し、日陰を好みます。食用には3~6月に採取した若い葉を使い、苦みや渋みが強いのでアク抜きをし、煮物やあえもの、天ぷらなどにします。佃煮にしたものはキャラブキとよばれています。薬用には、茎や葉を天日乾燥させて、喉の腫れや切り傷、火傷などに用いてきました。食あたりには、生葉のしぼり汁を50㏄ほど飲むと良いとされています。

    コスモス

    キク科コスモス属、一年生植物。秋桜(あきざくら)ともいう。茎は高さ2~3...

    キク科コスモス属、一年生植物。秋桜(あきざくら)ともいう。茎は高さ2~3mになり、葉は対生で細かく裂け、小葉はほぼ糸状になる。主に一重咲きですが八重咲きなどもあります。熱帯アメリカ原産、メキシコからスペインのマドリード王立植物園に送られたとか。日本には大正時代に渡来。黒紫色のチョコレートコスモスも人気があります。コスモスの語源は、花びらが整然とバランスよく並んでいることから、ギリシャ語の「調和」「秩序」という意味のCosmosの言葉に由来したとのことです。

    ブドウ

    ブドウ科つる性落葉低木。中近東が原産国で、古代ヨーロッパや中国などへと広...

    ブドウ科つる性落葉低木。中近東が原産国で、古代ヨーロッパや中国などへと広まっていったようです。裏庭のブドウの木もつるを広げアーモンドの木に巻きついています。実はそんなに大きくありませんが、みどりいろから赤く色づき甘くなっていきます。昔からデザインのモチーフによく使っています。テーブルセンターやクロス、ランチョンマットやバッグなど。実をさらしの布巾に包みキッチンの調理台の上にS字フックをかけ絞らずにぶら下げてぽたぽたと落としクエン酸を入れブドウジュースを作ります。100%のブドウジュースです。

    向日葵

    ヒマワリは、キク科の1年草。花は、黄色で種は食用に。夏の季語にもなってお...

    ヒマワリは、キク科の1年草。花は、黄色で種は食用に。夏の季語にもなっており象徴的な花です。ウクライナの国花にもなっています。原産地は北アメリカ、高さは3メートルまで成長するようです。昔こどもたちが植えたヒマワリも2メートルちかくになりました。和名の由来は、向日葵、日廻り、日回りと書かれるように太陽の動きにつれてその方向を追うように花が回ると言われたことからのようですが、実際はつぼみの頃までの時期です。ヒマワリ畑を見ると元気がでます。

    ルバーブ

    ルバーブは,タデ科ダイオウ属のシベリア南部原産。多年草でセロリのような茎...

    ルバーブは,タデ科ダイオウ属のシベリア南部原産。多年草でセロリのような茎を食用とします。ルバーブを初めて知ったのは、信州の友人がアメリカ人宣教師から教えて頂いて作ったというお店のルバーブパイを予約してくれていた時でした。ルバーブは生では、パリっとした食感で強い酸味がありますが、煮てジャムのようにすると甘酸っぱくなります。ルバーブパイの爽やかな美味しさに魅せられて以来、苗を庭に植えジャムを作っています。