花たより

    ローズゼラニウム

    ローズゼラニウムは、ハーブの種類で花はピンク系の濃淡、名前のごとくバラの...

    ローズゼラニウムは、ハーブの種類で花はピンク系の濃淡、名前のごとくバラのような香りがします。フクロソウ科のベラルゴニウム属です。丈は30cmから1メートルくらいまで成長します。寒さには弱いですが暑さには強く今、庭で広がっています。また、虫が嫌いな成分を分泌しているため害虫も近寄りません。水が多いと根腐りするので水やりには気をつけています。

    アネモネ

    庭のイメージにピッタリのブルーのアネモネの球根を昨年植えました。アネモネ...

    庭のイメージにピッタリのブルーのアネモネの球根を昨年植えました。アネモネはミステリアスな美しさが人気の花です。球根の形は、ちょっと変わっていてチューリップやヒヤシンスの球根などはタマネギのような形状をしていますが、アネモネは三角錐のように先が尖った形をしています。早春に葉が出てきて、今次々と花が咲いています。キンポウゲ科のアネモネ(イチリンソウ)属、地中海産の多年草です。大好きなイチリンソウと同属です。アネモネは先が細かく分かれた葉を持ち、その中心から直立して直径10センチ前後の花を咲かせます。アネモネの花びらに見える部分はガクです。色はレッド、ホワイト、ピンク、ブルー、パープルと豊富で、形状も一重だけでなく八重や半八重などがあります。

    ヒヤシンス

    秋に植えたヒヤシンスフレグラントルージュが可愛い花を咲かせ、甘い香りをま...

    秋に植えたヒヤシンスフレグラントルージュが可愛い花を咲かせ、甘い香りをまわりに放っています。ヒヤシンスはチューリップやスイセンなどと並んで春の庭を彩り、古くはギリシャ神話にも登場し観賞されています。子どもの頃はガラスのヒヤシンス用の花びんでよく水耕栽培を楽しんでいました。野生種の花色は青紫色ですが、園芸品種は花色も豊富なのでパープルやローズ系の明るい色を植えました。庭全体的には、ホワイト、ブルー、パープル系の花にしていますが、プランターでは他の色も楽しんでいます。ヒヤシンスは、キジカクシ科(ユリ科)ヒヤシンス属の球根性多年草。和名は風信子(ふうしんし)原産国は地中海です。

    スミレ

    「暮らしを愉しむサロンwith」のロゴになっている魅力的なスミレの花。そ...

    「暮らしを愉しむサロンwith」のロゴになっている魅力的なスミレの花。その可憐な姿とは違いとても強い植物でもあります。野山の中でひっそりと咲いているようなイメージですが、歩道などの身近なところでも見かけます。スミレ科スミレ属の多年草。原産国は日本で花期3月から5月にかけて次々と花を咲かせ続けます。我が家の庭では真夏以外、真冬でも幾つか咲いています。花色は青に近く深い紫色です。スミレ科の仲間の総称として使われています。花の後ろに距(きょ)と呼ばれる部分が突起しています。これがスミレの花の特徴です。また、花の茎が長いか短いで種類を見分けます。茎を伸ばさずに葉の上に花を咲かせる「無茎種」と、伸ばした茎の先に花を咲かせる「有茎種」と二種類に分かれます。葉の形にも2つのタイプがあり、細長いタイプとスペード型のタイプがあります。アトリエの庭に咲いている花の種類はタチツボスミレです。

    ノースポールギク

    和名ノースポールギク(クリサンセマム)はキク科フランスギク属の半耐寒性多...

    和名ノースポールギク(クリサンセマム)はキク科フランスギク属の半耐寒性多年草です。冬の庭には欠かせない植物です。とても丈夫で、寒さにも強く立春まえの今も白い花が咲いています。マーガレットのように華やかで、キクのように切れ込んだ緑の葉をボール状に茂らせ、寄せ植えに加えたりもします。地植えしたものは、4月頃になると株いっぱいに白い花を咲かせます。

    南天

    南天は、メギ科の常緑低木です。高さが1.8mくらいになった木が裏庭で赤い...

    南天は、メギ科の常緑低木です。高さが1.8mくらいになった木が裏庭で赤い実をつけています。30年前に以前住んでいた所から持ってきたものです。幹は束で株になっています。葉は枝先に集中して対生(葉が茎の1つの節に2枚向かい合ってつくこと)しています。6月頃、枝先に小さな白い花が咲き11月頃から丸く赤色の実になります。実の色が白い種類の「シロナンテン」もあります。南天は、平安時代に薬用、鑑賞用として中国から伝来し、足利義満が建てた鹿苑寺(金閣寺)の有佳亭(せっかてい)には南天の床柱が使われたとの伝承があります。 生け花の初期の伝書、仙伝抄にも南天が取り上げられています。難を転じるの語呂だけでなく文様の世界でも吉祥文として取り入れられています。赤い実が正月の掛け軸にひときわ映え、着物や帯のモチーフにも使われています。南天の実は咳止め効果の高い生薬として古くから利用されてきました。南天の果実、葉、茎、根が生薬となり果実を乾燥させたものを南天実と呼び、O-メチルドメスチシンが含まれており、咳を鎮める効果があることから南天の成分を含むのど飴もあります。南天と言えばのど飴を連想する方もあるのではないでしょうか。