「暮らしを愉しむサロンwith」

KOBE ATELIER NONOHANA の FOUR SEASONS

閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)

四季のしつらい
山に雪が積もり始め、本格的な冬を迎えます。天地の気が塞がり真冬になること...

山に雪が積もり始め、本格的な冬を迎えます。天地の気が塞がり真冬になること。この時期は、空気が冷たく澄み渡り、冬の到来を感じる時期です。自然の静けさを実感できる季節で、植物や動物は、冬支度を本格化させ、自然界全体が静まり返る準備を始めます。そんな中、街はクリスマスを前に賑わっています。

 

楓蔦黄 (もみじつたきばむ) 

四季のしつらい
字のごとく「楓(かえで)と蔦(つた)が黄色く色づくころ」という意味です。...

字のごとく「楓(かえで)と蔦(つた)が黄色く色づくころ」という意味です。紅葉の盛りを表す言葉です。日本では古くから、葉が赤く染まる木々を総称して「もみじ」と呼びました。山々は赤・橙・黄のグラデーションに染まり、低地にも秋色が降りてきます。朝晩の冷え込みはさらに厳しくなり、吐く息が白く見えるようになります。虫の声も静まります。紅葉はただ色づく現象ではなく、冬を迎える前の自然が見せる最後の輝きのようです。

 

霜始降「しもはじめてふる」

四季のしつらい
水は、露(白露)→冷露(寒露)→霜(氷の露)へと、温度によって三段階の変...

水は、露(白露)→冷露(寒露)→霜(氷の露)へと、温度によって三段階の変化をするそうです。「降る」は雪のように空から舞う意ではなく、地表で結晶が降りた状態をいう古語表現。旧暦では晩秋にあたるこの頃は、朝晩の冷え込みがぐっと増します。今年は、日本もパリもずいぶん暖かい気候です。俳句では「初霜」「霜柱」が晩秋の季語。茶の湯や室礼は色数を抑え、質感を際立てる方向へ。秋の変化を愉しみます。

 

禾乃登(こくものすなわちみのる)

四季のしつらい
「禾・のぎ」は稲や麦など穂のある穀物を意味し、「登」は実ると言う意味です...

「禾・のぎ」は稲や麦など穂のある穀物を意味し、「登」は実ると言う意味です。
旧暦では、稲をはじめとする穀物が実り収穫の時期を迎えます。今年は夏があまりにも暑く、9月になっても気温が下がらないのですが、夜になると何処からか虫の声が聞こえてきます。雨も少なく水不足なのでお米の出来も心配です。農家さんは自然が相手でなので本当に大変だと思います。

 

涼風至(すずかぜいたる)

四季のしつらい
立秋の初侯となり、涼しい風が立ち始めるという意味になります。日中は、まだ...

立秋の初侯となり、涼しい風が立ち始めるという意味になります。日中は、まだまだ暑いものの朝夕には、せめて涼しい風がと思いますが、なかなかですね。しかしながら、夕方6時くらいの庭の水撒きをしていると、神戸の我が家にはささやかながら、少し涼風が吹いています。2025年の猛暑はいつになったら落ち着くのでしょう。二十四節気、七十二候は中国から入り、日本の気候風土に合うように変えられてきましたが、近年の温暖化で気候の変化が起こってきているのでしょうね。

 

桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)

四季のしつらい
桐は5月頃に薄紫のベル型の花を咲かせます。成長の早い樹で、大木になります...

桐は5月頃に薄紫のベル型の花を咲かせます。成長の早い樹で、大木になります。よく観察すると甘い香りがします。7月になると丸い実のような花芽をつけます。紋章化されているのが「五三の桐」(ごさんきり)。中心に5つ左右に3つの花をデザインした桐の紋章です。現代で法務省の紋章や、パスポートの表紙に使われていますね。そして、「はなむすぶ」のはなは、黄みがかった明るい薄茶色、「キャメル」の花芽の方だそうです。