花たより

    スノーフレーク

    庭でスズランに似た可愛い花を咲かせているスノーフレークは、ヒガンバナ科ス...

    庭でスズランに似た可愛い花を咲かせているスノーフレークは、ヒガンバナ科スノーフレーク属です。原産地は地中海沿岸で、寒さに強く地植えしたまま超冬します。30~40cmに伸びた花茎の先端に、ベルの形の可憐な白い花が下向きに咲き、花弁の先には切れ込みが入り、その縁に淡いグリーンのドットが入るのが特徴的です。ギリシャ語で「白いスミレ」を意味するそうです。自然の生み出す素敵なデザインに驚きます。花言葉は「純潔」。

    菜の花

    菜の花は、アブラナ科アブラナ属。寒い冬から次第に温かくなるこの時季に明る...

    菜の花は、アブラナ科アブラナ属。寒い冬から次第に温かくなるこの時季に明るく幸せな気持ちにしてくれます。鮮やかな黄色が畑一面に広がる様子をご覧になった方も多いのではないでしょうか。「小さな幸せ」という花言葉があり、身近な花で早春の季節感を楽しめる野菜のひとつでもあります。旬は1月から3月、花蕾と柔らかい葉や茎をお浸しや辛子和えにして頂きます。ひな祭りに桃の枝と菜の花を飾ります。

     

    ロウバイ

    蝋梅はロウバイ科ロウバイ属の落葉低木。花びらの質感が蝋でコーティングした...

    蝋梅はロウバイ科ロウバイ属の落葉低木。花びらの質感が蝋でコーティングしたように見えることから名付けられたと言われていて、寒い季節に淡い黄色の花を咲かせます。名前に梅の字が入っていますが、梅と違う種類の植物になります。この香りは梅の爽やかな香りとも違い風に乗って何処からともなく届く優しい甘い香りです。花が終わると葉っぱが青々と繁り楕円形の実をつけますが、この実はアルカロイドを含んでいて毒性があるので食用にはなりません。まだ花の少ない冬期にそっと花を咲かせ嬉しい気持ちになることから「慈しみ」の花言葉を持っています。

    ハボタン

    アブラナ科アブラナ属の多年草。お正月前になると園芸店で色々な種類を見かけ...

    アブラナ科アブラナ属の多年草。お正月前になると園芸店で色々な種類を見かけます。名前の由来は葉を牡丹の花に見立てたことからで、もとは古い品種のキャベツやケールなどを鑑賞用に品種改良されたもののようです。耐寒性に優れ葉は平滑な丸葉と縮れたものなどがあり、1年草の草花として扱われています。4月から5月に黄色い菜の花のような花が咲きます。寄せ植えにしたプランターからグイグイ伸びてきた花に驚きます。今年は葉の色を楽しめるリースにしてみました。アントシアニンを持つ葉が白やクリーム色、紫、赤、桃色などのグラデーションになり交互に組み合わせました。

    ヒイラギ

    ヒイラギはモクセイ科モクセイ属の常緑樹。ヒイラギ南天やヒイラギモクセイな...

    ヒイラギはモクセイ科モクセイ属の常緑樹。ヒイラギ南天やヒイラギモクセイなど、節分などに使われるのが日本原産種。葉は肉厚で光沢があり、縁には2~5対の鋭いとげがあります。裏面は黄緑色で小さな緑の点々が見られます。ヒイラギという名前は葉が肌に刺さった時の痛痒さを「ひいらぐ」と表現した古語に由来しているとか。クリスマスの頃に赤い実をつけるモチノキ科のセイヨウヒイラギはクリスマス飾りやリースに使います。葉っぱをバターケーキの上にのせ、粉砂糖をかけるとヒイラギの形の模様が出ます。庭の草花樹もみんな飾り、クリスマスを迎える準備をします。

    パイナップルセージ

    秋の庭に鮮やかな赤い色の花を咲かせるパイナップルセージ。メキシコなどに分...

    秋の庭に鮮やかな赤い色の花を咲かせるパイナップルセージ。メキシコなどに分布するシソ科の多年草です。葉っぱを触るとパイナップルのような甘い香りがします。花や葉をハーブティーにしたりお料理に散らしたり、ポプリとしても使います。開花は10月から11月。花期になると枝分かれして伸びた茎の先から蕾を出し1センチくらいの花を咲かせます。筒状になった花の先が上下に分かれて唇のような形に見えるからです。次々と花が咲き続けています。寒さにはあまり強くありませんが、冬越しして春には再び芽吹きます。