水始涸(みずはじめてかるる)
四季のしつらい水始涸は、田畑の水を干し始めるという意味。稲刈りの10日ほど前に落水(田んぼの水を抜くこと)を行い、その田を干し始める頃という様子をいいます。稲刈りは地域により異なりますが、昔は10月の中旬くらいに行うことが多く、友人の田舎では忙しくしていました。最近では9月中に行い9月後半から10月初旬に稲刈りをするところも出ているようです。今年は夏に、米不足で心配しましたが秋の収穫を迎え新米が楽しみです。
水始涸は、田畑の水を干し始めるという意味。稲刈りの10日ほど前に落水(田んぼの水を抜くこと)を行い、その田を干し始める頃という様子をいいます。稲刈りは地域により異なりますが、昔は10月の中旬くらいに行うことが多く、友人の田舎では忙しくしていました。最近では9月中に行い9月後半から10月初旬に稲刈りをするところも出ているようです。今年は夏に、米不足で心配しましたが秋の収穫を迎え新米が楽しみです。
爽やかな澄んだ空気に青空。秋からの贈り物です。菊の花をなぞり菊晴れといいます。「きくのはなひらく」は、菊の花が咲き人々が愛でる季節に名前をつけたものです。菊は、奈良時代に薬草として中国から伝わったと言われています。それ以頼、親しまれている日本を代表する花です。春の桜に対して秋を代表する花です。花言葉は「高貴」「高尚」と、とても大切にされていることが感じられます。重陽の節句は「菊の節句」ともいわれ、無病息災を願い菊の花を浸した菊花酒を飲むならわしがあります。(写真は牧野植物園で撮影したノギクです。)
雨がさぁっと降ったかと思えば、すぐにやみ青空が顔をのぞかせる。秋から冬にかけて降るこのような雨を時雨(しぐれ)といいます。この時期の空模様のひとつです。冬の足音が聞こえるこの季節は人恋しく感じられますね。冬鳥として日本に渡ってくるジョウビタキはお腹がオレンジ色をし青い帽子をかぶったような姿です。ぴょこんとおじぎをして尾を震わせ澄んだ声でヒッヒッ、カッカッと低い声で鳴きます。あまり警戒心がない鳥のようです。
10月23日は霜降(そうこう)、立冬までの期間です。今年は、秋が一段と深まり12月並みの寒さになりました。急いでコートを出したり、朝夕にはエアコンのスイッチを入れたりと少しせわしない日々でした。また来週には、秋らしい穏やかな気候になりそうでほっとしています。霜が降りる気温って0℃以下ですが、気温が3℃でも地面は0℃以下になっているそうです。花や植物の栽培や農業には霜は要注意です。つまり天気予報で、3~4℃でも気をつけなくてはいけないということですね。お庭の植木鉢も軒下やお部屋に入れてあげましょう。今年は、どこからも金木犀の香りがあまりしていないように思います。我が家の金木犀もお花が咲かなくて、あの優しい香りが漂うことがなく寂しく思いました。気候の変化のせいでしょうか。でもお家の中は温かく暖色系に小さな模様替え。ソファーのクッションを替えたり、テーブルクロスを秋色にしたり、リビングボードのキャンドルも赤い色に。サンキライのリースも作りました。