鱖魚群(さけのうおむらがる)
四季のしつらい川で生まれ海へと下った鮭が産卵のために里帰りする頃。鮭はなぜ自分の生まれた川へ戻ることが出来るのでしょうか。この能力を母性回帰(ぼせいかいき)といいますが、最近の研究で、鮭は生まれた川に含まれているアミノ酸の匂いで判断し、それを辿っているそうです。凄いですね。自然界では、動物や植物、魚たちも想像以上の能力を備えているのですね。
川で生まれ海へと下った鮭が産卵のために里帰りする頃。鮭はなぜ自分の生まれた川へ戻ることが出来るのでしょうか。この能力を母性回帰(ぼせいかいき)といいますが、最近の研究で、鮭は生まれた川に含まれているアミノ酸の匂いで判断し、それを辿っているそうです。凄いですね。自然界では、動物や植物、魚たちも想像以上の能力を備えているのですね。
本来「くまあなにこもる」とは、巣穴に入って冬眠する時期という意味ですが、今年は例年になく秋になっても暖かく、北海道を始め各地で、民家にまで熊が出没しているニュースを多く聞きます。冬眠というのはずっと眠っているようなイメージですが熊の冬眠はずっと寝ているわけではなく、眠りは浅く出産や子育てのため冬眠中も起きることがあるようです。人も冬眠はしないものの冬は家にこもりがちになります。庭の植物も葉っぱを落とし、幹や枝だけになって眠っているようです。みんな春を待ちわびているのでしょう。春に思いを馳せながら過ごしています。(写真はアトリエの冬のブルーベリーの木です。)
二十四節気の大雪(たいせつ)。今年も次第に寒さが厳しくなってきました。本格的な冬へと移り変わる時季です。庭の草花が枯れ、街のイルミネーションも際立って見えます。つばきの花が咲きだしました。鰤などの冬の魚の漁が盛んになり、熊が冬眠に入り南天の実が赤く色付く頃です。師走日和が続き、忙しさを増す日々にお天気の良い時間は家事をするのに嬉しいことです。今年も残すところ20日余り、お掃除やお洗濯を済ませ気持ちよく新しい年を迎えたいものです。はちみつ漬けにしたゆずに熱いお湯を入れるとゆず茶になり身体が温まります。
12月22日は冬が至ると書いて冬至。1年で最も昼の時間が短くなる日のことです。12月に入ると寒さと共に日没の早さを感じます。二十四節気は、1年を春夏秋冬の4つに分け、さらにそれぞれを6つに分けたもので、夏至、冬至、春分、秋分と暦の基礎となる日として古くから重要な日とされてきました。冬至の日を境に日照時間が延びていくことから、季節が折り返し希望へと向かう日ともされました。日本では、太陽の光をたくさん受けた野菜としてカボチャを食べることに結びついたようです。栄養の点からも、消化が良くビタミンやミネラル、カルシュウム、食物繊維などがバランスよく含まれています。風邪を予防できる食材とも言われ冬至に食すことにつながったようです。また、ゆず湯に入るということも、江戸時代の銭湯で冬至の日にユズを入れたことが始まりとか言われています。