白露
四季のしつらい白露とは、秋の訪れをいつくしむように朝の光にきらきらと輝く露の美しさを表しています。日本文化に深く関わっている中国伝来の五行説では、秋は白とされており白秋ともいいます。詩人の北原白秋が活躍した時代を白露時代と呼ばれているようです。露の美しさは花や宝石にたとえられますが、草木から滴りおりる様子は本当に感動します。今年は、まだ、残暑が厳しいのですが、朝夕の風に秋の訪れを感じています。
白露とは、秋の訪れをいつくしむように朝の光にきらきらと輝く露の美しさを表しています。日本文化に深く関わっている中国伝来の五行説では、秋は白とされており白秋ともいいます。詩人の北原白秋が活躍した時代を白露時代と呼ばれているようです。露の美しさは花や宝石にたとえられますが、草木から滴りおりる様子は本当に感動します。今年は、まだ、残暑が厳しいのですが、朝夕の風に秋の訪れを感じています。
この時期は、セキレイが鳴き始める頃とされていましたが、今年は見られません。もともとは北海道や東北でしか見かけない鳥でしたが、最近は西日本でも見る事が出来るようになりました。セキレイは河川や池など水辺を拠点に昆虫などを食べていましたが、近年は市街地でも見られスズメやハトと同じく親しまれています。長い尾を上下に振りながら歩くのが特徴で、石たたきなどとも呼ばれています。
秋分の日は、昼と夜の長さがほぼ同じに。二十四節気のひとつで春分の日と同じです。今年の夏は本当に暑かったですが、日本には四季があり移り変わってゆき楽しみです。暑さ寒さも彼岸までと言われるように、日中はまだ暑さが残るものの朝夕は涼しくなってきました。そして、日の暮れるのも早くなってきました。出かけていても19時頃まで明るかった時にくらべ、夕方になると少しせわしなく感じます。しかし、収穫の秋ですから、新米をはじめ、葡萄や梨、柿に栗等々、次々と美味しいものがいっぱいで楽しみです。
重陽は五節句(人日・上巳・端午・七夕・重陽)の1つで、旧暦の9月9日、現在の10月中旬にあたり、菊が美しく咲く頃の節句です。奇数の中で最も数の多い数字が重なることから重陽、また菊の節句とも呼ばれます。菊には気品があり、邪気を清める力があると信じられ、中国では高い丘に登って菊酒を飲み、息災を願う行楽行事がありました。奈良時代に宮中で観菊の宴が催されました。その前夜、絹の真綿を菊に被せて花の香を移し、その露の湿りで体を拭うと老衰を防ぐとの言い伝えが信じられていました。また、くんち(9日)といわれ、収穫を祝う秋祭りの総称の1つで、九州で行われる「長崎くんち」や「唐津くんち」はその名残です。