立春

四季のしつらい
お正月が終わり、大学センター試験の頃には、なぜかいつも雪が降るように思い...

お正月が終わり、大学センター試験の頃には、なぜかいつも雪が降るように思います。2月に入ってもまだまだ冬真っ盛りでとても春の訪れなんて感じられないのですが、暦の上では「春の始まり」です。庭では、秋に植えたムスカリ、クロッカス、ヒヤシンス、フリージア、チューリップなどの球根たちが、可愛い芽を出しています。また、ユキヤナギやクワの木から小さな新芽が出ています。自然界では、着実に春の気配を感じ少しエネルギーを貰った気がします。うぐいす餅を頂きながら外を見ると梅の花が咲いていて良い香りが漂ってきます。

水泉動 すいせんうごく

四季のしつらい
庭に色々な種類のスイセンが次々と咲いています。寒さの本番はむしろこれから...

庭に色々な種類のスイセンが次々と咲いています。寒さの本番はむしろこれからですが、冬至から少しずつ伸びた日差しに強さと眩しさが増してきたように感じます。七十二候「水泉動」は小寒を過ぎ冷たくよどんでいた泉に、温かみや水の動きが出てくるという意味です。ロウバイの花が咲き良い香りが広がっています。春の兆しをはっきりと感じる、そんな時期をあらわしています。温かいハーブティーを入れ少しずつ身体を動かすように心がけています。

大雪

四季のしつらい
二十四節気の大雪(たいせつ)。今年も次第に寒さが厳しくなってきました。本...

二十四節気の大雪(たいせつ)。今年も次第に寒さが厳しくなってきました。本格的な冬へと移り変わる時季です。庭の草花が枯れ、街のイルミネーションも際立って見えます。つばきの花が咲きだしました。鰤などの冬の魚の漁が盛んになり、熊が冬眠に入り南天の実が赤く色付く頃です。師走日和が続き、忙しさを増す日々にお天気の良い時間は家事をするのに嬉しいことです。今年も残すところ20日余り、お掃除やお洗濯を済ませ気持ちよく新しい年を迎えたいものです。はちみつ漬けにしたゆずに熱いお湯を入れるとゆず茶になり身体が温まります。

しぐれときどきふる

四季のしつらい
雨がさぁっと降ったかと思えば、すぐにやみ青空が顔をのぞかせる。秋から冬に...

雨がさぁっと降ったかと思えば、すぐにやみ青空が顔をのぞかせる。秋から冬にかけて降るこのような雨を時雨(しぐれ)といいます。この時期の空模様のひとつです。冬の足音が聞こえるこの季節は人恋しく感じられますね。冬鳥として日本に渡ってくるジョウビタキはお腹がオレンジ色をし青い帽子をかぶったような姿です。ぴょこんとおじぎをして尾を震わせ澄んだ声でヒッヒッ、カッカッと低い声で鳴きます。あまり警戒心がない鳥のようです。

秋分の日

四季のしつらい
秋分の日は、昼と夜の長さがほぼ同じに。二十四節気のひとつで春分の日と同じ...

秋分の日は、昼と夜の長さがほぼ同じに。二十四節気のひとつで春分の日と同じです。今年の夏は本当に暑かったですが、日本には四季があり移り変わってゆき楽しみです。暑さ寒さも彼岸までと言われるように、日中はまだ暑さが残るものの朝夕は涼しくなってきました。そして、日の暮れるのも早くなってきました。出かけていても19時頃まで明るかった時にくらべ、夕方になると少しせわしなく感じます。しかし、収穫の秋ですから、新米をはじめ、葡萄や梨、柿に栗等々、次々と美味しいものがいっぱいで楽しみです。

処暑

四季のしつらい
処暑は、8月後半から9月前半にあたる二十四節気の1つです。「処」という字...

処暑は、8月後半から9月前半にあたる二十四節気の1つです。「処」という字には「止まる」という意味が込められており暑さが終わる頃という意味を持ちます。日中はまだ蒸し暑い日が続きますが、朝夕は涼しい風も吹くようになり、だんだん秋らしくなっていくでしょう。日本には四季があり、その移ろいを感じさせてくれるのが季節を告げる草花たちです。庭の無花果も実が熟してきました。生でも食べますがジャムやドライフルーツにしてパンに入れて焼くとさらに美味しい果物です。