立冬
四季のしつらい11月7日は立冬。「冬が立つ」と書くように冬の兆しが見え始める頃です。暦の上では立春までが冬になります。最近は、日が沈むのがとても早くなりました。この時期になると吹くたびに葉を落とす木枯らしが吹き始め、冷え込みも少しずつ進んでいきます。古代中国で考案された季節を表す方式の七十二候のひとつ「つばきはじめてひらく」と読まれたツバキやサザンカの蕾が膨らんでくるのもこの時期です。気象の動きや植物の変化を知らせてくれます。山茶花(サザンカ)と椿(ツバキ)は昔から混同され、山茶花をつばきと読まれていたようです。「さざんか さざんか 咲いた道、、、」童謡のたきびの歌詞にあるように垣根の定番になりました。次々と花が咲き冬の道を明るくしてくれています。