七夕
四季のしつらい七夕は、中国の牽牛星と織女星の星合伝説から始まりました。新暦の7月7日は日本では梅雨のさなかですが旧暦の七夕は現在の8月なので夜空もきれいです。天の川に輝くこと座のベガが織姫、わし座のアルタイルが彦星に。そして2つの星と白鳥座のデネブを結んだものが「夏の大三角形」と呼ばれ、夏の星座を探す目印になっています。昔、こどもたちと夏休みにキャンプに行った時によく探しました。笹には吹き流し(織姫の糸を表す)、綱飾り(魚を捕る網を表し豊作大漁を願い)、折り鶴(長寿を願い)神衣(裁縫が上手になるようにと)巾着(財布、金運上昇を)くずかご(ものを粗末にしない、七夕飾りの際に出た折り紙の紙くずを入れる)などの由来があったようです。そして、短冊に願い事を書いていました。七夕は日本では、古来高貴な布を織ることを棚機と呼んでいたため「しちせき」と読むところを大和言葉を当てたようです。今でもこどもたちが短冊に願いを書いていますね。「ケーキやさんになれますように」「幼稚園の先生になれますように」「宇宙飛行士になれますように」など星に願いをこめて。