禾乃登(こくものすなわちみのる)

四季のしつらい
「禾・のぎ」は稲や麦など穂のある穀物を意味し、「登」は実ると言う意味です...

「禾・のぎ」は稲や麦など穂のある穀物を意味し、「登」は実ると言う意味です。
旧暦では、稲をはじめとする穀物が実り収穫の時期を迎えます。今年は夏があまりにも暑く、9月になっても気温が下がらないのですが、夜になると何処からか虫の声が聞こえてきます。雨も少なく水不足なのでお米の出来も心配です。農家さんは自然が相手でなので本当に大変だと思います。

 

涼風至(すずかぜいたる)

四季のしつらい
立秋の初侯となり、涼しい風が立ち始めるという意味になります。日中は、まだ...

立秋の初侯となり、涼しい風が立ち始めるという意味になります。日中は、まだまだ暑いものの朝夕には、せめて涼しい風がと思いますが、なかなかですね。しかしながら、夕方6時くらいの庭の水撒きをしていると、神戸の我が家にはささやかながら、少し涼風が吹いています。2025年の猛暑はいつになったら落ち着くのでしょう。二十四節気、七十二候は中国から入り、日本の気候風土に合うように変えられてきましたが、近年の温暖化で気候の変化が起こってきているのでしょうね。

 

桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)

四季のしつらい
桐は5月頃に薄紫のベル型の花を咲かせます。成長の早い樹で、大木になります...

桐は5月頃に薄紫のベル型の花を咲かせます。成長の早い樹で、大木になります。よく観察すると甘い香りがします。7月になると丸い実のような花芽をつけます。紋章化されているのが「五三の桐」(ごさんきり)。中心に5つ左右に3つの花をデザインした桐の紋章です。現代で法務省の紋章や、パスポートの表紙に使われていますね。そして、「はなむすぶ」のはなは、黄みがかった明るい薄茶色、「キャメル」の花芽の方だそうです。

 

菖蒲華(あやめはなさく)

四季のしつらい
菖蒲と書いて、あやめと読むためややこしのです。七十二候の場合は、アヤメの...

菖蒲と書いて、あやめと読むためややこしのです。七十二候の場合は、アヤメの花のことなのです。ショウブは、水辺に生えるサトイモ科ショウブ属。若々しい緑が初夏に美しい。端午の節句で、菖蒲湯に使われているショウブの花は小さく黄色い花です。 一番早く咲くのは、いちはつで、名前の通り花びらの真ん中に網目模様があるかどうかで判断します。 次がアヤメですが、湿地でなく山の中に咲いていることもあります。 3番目がカキツバタです。尾形光琳の屏風図でよく知られていますね。水辺が大好きな花です。 一番最後まで咲いているのが、花菖蒲です。花びらの中心に黄色が見えるのが花ショウブです。昔、いけばなの資格を取る時に教えて頂きました。

 

麦秋至(むぎのときいたる)

四季のしつらい
麦が熟して収穫の時期を迎える頃という意味です。美しい風景としても黄金色の...

麦が熟して収穫の時期を迎える頃という意味です。美しい風景としても黄金色の麦畑は、日本の原風景として人々の心に残っています。イネ科の穀物で小麦、大麦として自然の恵みはパンや麺、ビールなど私たちの食卓に欠かせない健康効果もあります。(写真は美山かやぶきの里にて)

 

 

玄鳥至(つばめきたる)

四季のしつらい
ツバメは天候や気温に左右されず、毎年同じ頃にやってきます。それは、日照時...

ツバメは天候や気温に左右されず、毎年同じ頃にやってきます。それは、日照時間の長さから渡る時間を感知するようです。そして、オスは到着するとすぐに巣作りをしてメスの到着を待ち産卵の準備をします。この時、以前の古巣を見つけ修復しているとか。見つからない時は、湿った土を運び枯草にだ液を混ぜて作ります。乾かした巣は立派な土壁です。ちょうど、桜が散る頃、あちらこちらの軒下に見かけます。